石井慧選手の金メダル獲得を支えた、大明気功院の青島大明による気功・法術

石井慧選手の金メダル獲得を支えた、大明気功院の青島大明による気功・法術

 石井慧(いしいさとし)選手(北京オリンピック柔道100 kg超級日本代表)が大明気功院に初めて来院したのは北京オリンピック直前の2008年7月12日。日本で生まれた武道である柔道競技の中でも男子最重量級、つまり世界最強の柔道選手を決める大試合まであと1カ月あまりに迫った時期のことでした。

 石井選手は、私と旧知の仲であるトレーニングセンター·サンプレイの宮畑豊会長とともに来院しました。6月末には、「6月20日に右足の親指付け根を脱臼し、裂傷部分を8針縫ったため大事をとって入院した」という報道も流れていました。そのような大変な状況でも、彼は宮畑会長のもとでスピードを落とさずに筋肉を増強·増量させるトレーニングを熱心に行って、最重量級の試合で戦う準備を整えていましたが、抱えている故障箇所を治すために、私の気功院を訪れたのでした。

 負ったばかりの足のケガは体重をかけるだけで痛みがあり、激しい柔道の踏み込みに耐えられるのか心配な状態でした。また腰も張って痛みがあり、前屈するとさらに痛みが増して深く曲げられず、股関節の動きも悪く、大きく股を開くこともできない状態でした。さらに頸椎は高校1年生の頃痛めたまま治っていなかったそうで、大学4年生のその当時まで首から腕までずっと痺れた状態で痛みもありました。また、後で週刊誌(週刊現代2008年11月22日号)でも告白したように、その頃、鬱病も患っていたのでした。

 当時、全日本男子の斉藤監督が「練習量は世界一」と認めるくらい人一倍努力家であった彼は、長年の選手生活を送るうちに、身体にさまざまな問題を抱えていたのです。
 オリンピックを目前に控えた日本を代表するアスリートの身体がこのような状態で大丈夫なのかとたいへん驚きました。

 身体を調べてみると、彼にはやはり悪い霊の情報が入っていることがわかりました。そこで施術を行ったところ、腰の張りや痛みはなくなりました。右足の指のケガには、お線香による道教の法術”魔王咒(モアワンチョウ”)を使いました。足を地面についても、私が彼の足を踏んでも痛くなくなりました。また、股関節も大きく広げることができるようになり、首や肩を動かしても痺れや痛みがなくなりました。身体の様子を聞くたびに、彼は腕や足を動かし、さまざまな姿勢を試しながら「いけます」「いけます」と言っていました。

 後に詳しく述べますが、気功·法術とは世間では霊と呼ばれているさまざまな情報をコントロールするノウハウを体系化したものです。

 普通の人でも、本能の力が高まったときには、思いがけない能力を発揮することがあります。自分の子どもがケガをしたときに、母親が「痛いの痛いの、飛んで行け」と言葉をかけながらさすっているうちに、子どもが落ち着くことがありますが、実は子どもより母親のほうが情報をコントロールする力が強いので、子どもの情報がコントロールされ痛みがなくなるのです。この強い情報で弱い情報をコントロールするしくみは霊の情報をコントロールする法術と同じような意味があります。

 7月23日にも彼を施術しましたが、北京五輪代表の全日本男子強化合宿を経た後だったにもかかわらず、ほとんどの症状は改善していました。まだ少し残っている症状にも施術をして、オリンピックで彼が本来の力を発揮できることを願ったのでした。

 そして、みなさんもご存じの通り8月15日の北京オリンピック男子柔道の100㎏超級の試合では、堂々とした柔道で勝ち抜き、見事世界一になり金メダルを勝ち取りました。オリンピックという大舞台で本来の実力を発揮し、すばらしいパフォーマンスを見せてくれました。応援していた多くの人々に大きな感動を与えてくれたのでした。

 2011年4月9日、石井選手は北京オリンピックの直前以来、久しぶりに大明気功院を訪れ、施術を受けました。その翌日、アメリカに渡った彼は、4月30日に開かれた全米体重
別選手権無差別級に出場し、圧倒的な強さで優勝しました。

「なぜ あなたの病気は治らないのか」青島大明著(講談社)より

写真はhttps://www.jiji.com/jc/d2?p=bjn01001-7112922&d=002bjnより