化学物質過敏症・電磁波過敏症を 気功で克服するために (1/3)

化学物質過敏症と電磁波過敏症を「大明気功」で見事に克服して普通の生活を取り戻し、「横浜の著名気功院で重症の化学物質過敏症と電磁波過敏症がほとんど完治の状態に」 を寄稿してくださった大学講師の福田純子さんが、青島大明院長から教わったこの病気克服のポイントをまとめて、これからこの病気を克服する方々のために再度寄稿してくださいました。

福田純子(大学講師)

重症の化学物質過敏症・電磁波過敏症を気功で克服し、普通の生活を取り戻した福田純子と申します。

今はすっかり元気になり、都内の某大学で、社会人の方々を対象とするフランス語講座を担当しています。

教室は都心も都心、山手線の某ターミナル駅から歩いて3分ほどのところにあるピカピカのビルの6階。

こんな場所で働けるなんて、過敏症に苦しんでいた頃からでは信じられないことです。

ところで、「大明気功院」には、過敏症の方々が私の他にも数多く訪れていらっしゃいますが、その方たちの経過を伺ううちに、個人個人の「気功」に対する心構え、毎日の練習の仕方などが、過敏症克服の効果に対して非常に大きく影響することに気がつきました。

そこで、私自身が気功で過敏症を克服する上で非常に役に立った、青島先生から教えていただいた「気功」の理論や注意事項などをまとめて、大明気功院のHPへの掲載をお願いしたところ、快く承諾していただき、内容に誤りがないかどうか、見直してチェックもしていただくことができました。

青島先生から教わった、「過敏症」克服のポイントを、できる限り正確にお伝えできるように心がけて書いてあります。

不安になることがあったらこの記事を読んで、希望を持って、過敏症克服を目指してください!

この記事が、一人でも多くの方が「大明気功」で健康を取り戻すためにお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。

1.化学物質過敏症・電磁波過敏症を気功で克服するために重要な考え方

化学物質過敏症・電磁波過敏症を気功で改善・または克服させる上で、最も重要なのは、過敏症という病気に対する考え方を180度変えることです。

過敏症の専門書を既に読まれたり、病院で治療を受けられた方々は、過敏症の症状軽減のためにはまず「有害化学物質・電磁波を避けて生活する」ことが重要であると考えていらっしゃるのではないかと思います。

「大明気功」に出会うまでの私がまさしくそうで、電磁波を避けるために、「圏外」の土地を求めて福島の山の中まで逃げて行ったのです。

服は洗いざらしのオーガニックコットン、暖房は炭でも反応が出るという有様。 しかし、どんなに避けても、どんなに逃げても、「化学物質」と「電磁波」は私を追いかけてきました。

どんなに避けても、楽園はない。

だったら、自分の身体を強くするしか道はない。 そう気づいて、身体を強くする方法を探して、探して、出会ったのが「大明気功」でした。

気功の場合は、「気功で身体を強くし、化学物質も電磁波も普通に使用できるようにする」ことによって、発病前の、「現代人の普通の日常生活」を取り戻すことを目指しています。

もちろん、化学物質や電磁波は身体にとって「とても良い」といえるものではありません。しかし、「有害化学物質・電磁波を避けなければ過敏症は治らない」「有害化学物質・電磁波に触れると過敏症が悪化する」という考えを持ち続けることは、気功で過敏症を克服しようとする場合には、改善への道を妨げる大きな障害になってしまうのです。

健康な人はもちろん、化学物質過敏症や電磁波過敏症の方も発症前には平気であったように、人間には通常の化学物質や電磁波などの刺激物を克服できる力をもっている、と、気功の立場では考えます。

以下に、青島先生から教わった、大明気功の理論から推論される化学物質過敏症・電磁波過敏症の発症原因、そして、気功で過敏症を改善・克服する上で重要な考え方をご紹介いたします。

(1)気功の観点から見た化学物質過敏症・電磁波過敏症の発症原因

人間の身体には、外部からの様々な刺激や感情の変化の影響を受けて、新たにホルモンが分泌されるなど、身体の状態や機能にいろいろな変化が生じます。

例えば、「梅干など酸っぱいものを見るとつばが出る」のは、外部からの刺激と内部の変化が対応している例です。

また、「悲しくなると涙が出る」ように、人間の体は、自分自身の感情の変化によっても特定の変化が出ることがあります。

「パブロフの犬」で有名な「条件反射」にたとえることもできると思いますが、これらの例では、外部または自分自身の感情内で起きる出来事と、それに対する身体的反応に、一定の回路ができており、外部または自分自身の感情内にある出来事が起こると、それに対応した反応が身体に生じているのです。

同様に、人間は、様々な刺激や感情の変化をきっかけに、身体の機能をロックしてしまう能力を持っています。

身近な例が、「アレルギー」です。

鯖を食べて一度アレルギー反応を起こした人は、それ以降は、鯖を食べなくても、目で見ただけで全身に発疹が出ることがあります。

この場合は、体の中に「鯖」を「アレルギー抗原」として認識して拒否する回路が出来上がり、見ただけでその回路にスイッチが入るのです。

大明気功では、化学物質過敏症・電磁波過敏症は、「化学物質・電磁波を有害物質として感知」することと、自衛のために過剰反応をおこして「自分自身の経絡(「気」の流れる道)をストップする反応」との間に、回路ができてしまうことによって起こる、と考えます。

多くの場合、体が弱っていたり、身体に悪い気を受けるなど、気のコントロールが弱くなっていたりするときに、新築の家やビルで一度に大量の化学物質に被爆する、長期に渡って強い電磁波を浴びる、などの「ショック」をきっかけとして、体が、本来無害な程度の微量な化学物質・電磁波をも、「体に有害である」と認識するようになります。

そして、「体に有害な化学物質・電磁波」をそれ以上受けることを避けようとして、自ら経絡(「気」の通り道)をストップします。

ところが、「気」は生命エネルギーの源ですから、自衛による過剰反応のために「気」をストップさせることによって、自分自身にエネルギーが流れることもストップさせてしまうという矛盾が生じます。この矛盾が、めまい、脱力、思考停止その他、さまざまな症状を引き起こしてしまうと考えられます。

化学物質・電磁波から身を守るために過剰に反応して、身体の機能をロックしてしまうという、これこそが、大明気功で考える過敏症の発症原因であり、身体の機能がロックされることによって起こる様々な不快な症状が「反応」ということになります。

(2) 化学物質過敏症・電磁波過敏症を気功で克服するために重要な考え方

「自分自身でロックすることができるのであれば、気功で、気の情報を操作し、それを解除することも出来るはずである。」

これが、大明気功における、過敏症に対する基本の考え方です。

そこで重要になるのが、「化学物質・電磁波=どんなに微量でも有害」「有害化学物質・有害電磁波を避けなければ過敏症は治らない」「化学物質や電磁波に触れると過敏症は悪化する」という考え方を捨てることなのです。

それというのも、これらの考え方はすべて、微量な化学物質・電磁波に対して、身体にロックをかける行為に通じてしまうからです。

大明気功では、気功師の先生方による施術と、練功指導によって、身体に組み込まれた「ロック」を少しずつ外していきます。そして、「反応しない化学物質」「使える電気製品」を少しずつ増やし、普通の日常生活を少しずつ取り戻していきます。

「行けない場所・使えない電気製品」が何もなく、何の反応も起こさずに、発病前と同じ生活ができるようになるのを目指して一歩一歩進んでいきます。  この方法で既に、私の他にも多くの皆様が改善・克服なさって、「普通の日常生活が取り戻せた」「この前までのあの、悪夢のような生活はなんだったんだろう」「電気屋さんに行って新しいテレビを買った」という感想を寄せられているとのことです。

「有害化学物質・電磁波を避けることによって反応を起こさないようにするというのではなく、日常生活で普通に使われている化学物質・電磁波であれば、十分に対抗できる体、つまり、発病前と同じ健康体を取り戻し、発病前と全く変わらない生活ができるようにする」

これが、大明気功における過敏症の克服法です。

(2/3)へ続く