法術気功の施術・指導【大明気功院常樂寺】病気はすべて治るはず 病気はおおもとの原因から治す 難病の克服と改善
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病気を治す根本は正しい哲学 -世界医学気功学会2016論文

   

病気を治す根本は正しい哲学

青島 大明

 

1. はじめに

私はこれまでに気功・法術によってたくさんの病気を治してきたが、すぐに効果が出る人となかなか効果が出ない人がいた。

両者の違いは「正しい努力をしたかどうか」である。正しい努力をするには正しい哲学を持つ必要がある。正しい哲学とは何かを説明する。

2. プラス思考をしてはいけない

プラス思考は一般的に良いものであるとされているが、なんでもかんでもプラスに解釈すると問題が生じてしまう。

例えば、間違った治療をしていて、状態が悪化していても、プラス思考をすると「これは一時的に悪くなったように見えるだけで実は好転反応なのだ」等と現実を無視した解釈をしてしまい、間違った治療を続けてしまう。

中国の漢書には「実事求是」という言葉がある。「正しいものは正しく、間違っているものは間違っている、事実に基づいた判断をしなさい」という意味である。思考にはプラスもマイナスもなく、あるのは事実の判断のみなのだ。思考とは「物事を調べて、比べて、判断すること」であり、プラスに解釈する必要などないのである。

では何を基準に、「調べて、比べて、判断するか」その基準となるのが天地人の原則である。

3. 天地人の原則

私は「黄帝内経」から天地人の原則を学んだ。

3.1 天

天地人の「天」とは何なのか、私は太陽の時間だと考えている。「天」というと天体、宇宙等が連想されるが、重要なことは天体と人間との関係が時間によって変わるということである。

太陽が東から昇って西に沈み、夜には月が出てくる、それぞれの時間で、人間の体は太陽、月から影響を受ける。

0時から12時は陽の気が上昇し、12時から0時にかけて陽の気が下降する。このような時間による特性にあわせた行動が重要である。

私は法術をする際にも天地人の「天」の理論を使って、時間を効果的に利用している。法術では、21時から翌日9時までを魔の時間、9時から21時までを法の時間と考えられている。魔の時間に術を行うと魔術となってしまいコントロールが難しくなる。そのため、法の時間に行うべきである。

法の時間において、午前中は上昇の気が速いため、コントロールがしにくいが、午後になると気の流れが遅くなるためコントロールしやすくなる。そのため、法術は通常午後(13時から21時まで)に行うのが良い。

ただし、病気によっては午前中の方がいい場合がある。うまくコントロール出来れば、速い上昇の気を使って早く治すことが出来るからだ。

3.2 地

天地人の「地」とは、場所のことである。地にも陰陽五行があり、地域毎に特徴がある。

緯度によっても陽の気の強さが変わり、海や川が近いかどうかによって陰の気の強さが変わってくる。季節の変化も地域によって異なる。

土の成分も場所によって様々で、酸性が強い、アルカリ性が強い等の特徴がある。

自然環境によって、その土地で作られる食べ物も異なる。同じ漢方薬でも作られた土地によって効能は変わるのだ。

このような場所による違いを理解し、有効に利用しなければならない。どういう場所で気功をするといいかも、地域によって異なる。陽が強い地では陰が若干あっても構わないが、陰が強い地では陽の中で練習した方がいい。

もちろん、体とのバランスも考える必要がある。体が陰に傾いて冷えている場合は陽を取り込む等のように状況に合わせて対応することが重要である。

3.3 人

天地人の「人」には五臓六腑、陰陽五行がある。

五臓は五情に関係がある。病気と感情の気は関係が強い。例えば、いつもイライラしていて怒りの感情が強い人は肝臓を悪くしてしまう。そこで、イライラする出来事を、プラス思考でプラスに解釈すれば肝臓が良くなるかというとそうはならない。

頭だけでいくらプラスに解釈しようとしても、それは気を紛らわせているだけであり、根本的な解決にはならない。イライラする出来事そのものを解決することが重要であり、無理矢理プラスに解釈しても、それは問題を隠蔽し、病気を長期化させるだけである。解釈するのではなく問題そのものを解決すべきなのだ。

因果関係が逆のケースもある。イライラする出来事によって肝臓が弱ったのではなく、肝臓が弱っていることによって些細なことにイライラしている場合もあるのだ。この場合も頭の中で出来事の解釈を無理矢理変えても意味がなく、現実の問題である肝臓が弱っている状況を変えなければ病気は治らない。

未病の段階であれば、過度な感情の元となる出来事を正すだけで解決する場合もあるが、巳病になってしまった場合、感情だけでなく、陰陽のバランス、五臓のバランスを同時に調整しなければならない。

バランスを取るのに重要な考えが「中庸」である。

4. 中庸

中庸とは「右でもなく左でもなく真ん中に進むこと」である。私は患者に施術をする際に身体や臓器のバランスが中庸になるよう調整を行っている。一つの臓器の気が強くなりすぎている場合は、そこから気を抜いて、弱くなっている臓器には気を入れる等の調整をしている。

この他にも生活や食事、感情の習慣も行き過ぎがないように調整をしていくが、理想的なのは、自分の体で自然的に中庸のバランスを取れるようになることである。

例えば、牛は草を食べるだけで大きく育つ。食べている草自体にはタンパク質やカルシウムが微量しか含まれていなくても、体の中で変換・蓄積して有効活用しているのだ。

それに対して人間は風邪を引いたら薬を飲んで補おうとする等、自身の中で対応するのではなく、外から補おうとする。そうではなく体の中に取り込んだ栄養や気をいかにして有効活用するかが重要である。

人間も陽の気が強くなると自然的に陽を出す、陰が強いなら、自然的に陽を取る。訓練次第でそのようなことが出来るようになる。

自然的にバランスを取るにはどうすればいいかというと、それは自然のリズムに従う、つまり天地人の「天」の時間に従えばいいのである。

5. 気功の練習をするのに最も適した時間

運動をするには酸素が必要なので、酸素が多い時間に運動するのが良いと考えられがちだが、私の考えは違う。

酸素が一番多い時間帯はいつだろうか? 植物が光合成を終える直前が作られた酸素が最も蓄積されていると考えれば、それは日が沈む直前、夕方である。しかし、夕方は日中の活動を経て体や頭が疲れているし、気がない状態で日中を過ごすのも良くない。

そのため、私は朝気功をするのがベストであると考えている。

先ほどの光合成の話で言えば、朝は最も酸素が少ない時間帯のはずだ。しかし、私は毎朝5時に起きて、日が出る直前から、気功の練習を始めている。太陽が昇るリズムに自分の活動のリズムを合わせているのだ。

また、体に適度な負荷を掛けた方が体を強くすることが出来る。酸素が少ない状態に活動すると肺が強くなる。環境が悪いときに運動や気功をすると臓器が環境に耐えるようになる。酷な環境に対応させることで体が強くなるのだ。これが朝5時に気功をするべき根拠である。

加えて、この時間帯には他の生物にも特徴的な生命現象が起きている。蝉の幼虫が地上に出て成虫になるのも、もやしが芽を出すのもこの時間だ。朝5時は生命が活動を始めるのに適した時間なのである。

「黄帝内経」では寅時(3時〜5時)は肺経の時間とされている。この時間に眠っていないと肺の機能の修復が十分に出来ない。よって季節に限らず5時までは眠ることが重要である。

ここで5時と言っているのは日本の東京時間5時という意味ではなく、現地時間の5時である。

難病の人もこのような哲学に従って気功をするようになって良くなった例がたくさんある。逆に哲学を理解しなかったために病気が再発してしまった例もある。これらの症例を紹介する。

6. 症例紹介

6.1 症例1 脳の病気が改善し、仕事も好転した症例

ロボット工学の研究者をしている60代男性は、病院で脳の病気を10年程治療していた。毎年300万円の医療費控除を受けるほど、病院で治療を受けていたが良くならなかった。

人の名前を覚えられない程、精神が衰弱していて、役員職を首になってしまった程であった。ところが、私の気功院に来て、施術を受けて自身も気功の練習を始めた所、症状が改善され性格も積極的になり、仕事への意欲、アイデアが湧いてきた。

昔の同級生には同業の専門家がたくさんいて、各分野で地位を築いていた。彼らに連絡して自分のアイデアを説明し、認められ、新たな研究を始めている。

この患者の症状が大きく改善したのは、朝5時に起きて気功をするようになってからだった。天地人の哲学を理解し実践したことによって病気を治し、人生を好転させることが出来たのである。

続いて逆の例、哲学を理解しなかったために一度改善した症状が再発した症例を紹介する。

6.2 症例2 躁鬱病が改善した後に再発した症例

25年間躁鬱病を患っていた40代男性の症例。自分の親戚が精神科医のトップであったが、治すことは出来ず、16年間毎日50錠の薬を飲んでいた。

ところが、私の気功院を訪れて1年1ヶ月で薬を飲むのをやめることが出来た。施術をするとともに自身で出来る気功法を教えて毎朝実践してもらったのだ。仕事が出来る程に回復し、その後も毎朝気功をして、定期的に気功院に通っていた。

しかし、現在この患者は入院している。気功院に来なくなり、毎朝やっていた気功もやめてしまったそうだ。彼の父が「気功院に行かなくていい」と言ったそうなのだ。その結果、精神病院に再入院することとなってしまったのだ。

彼の間違いは気功を一生懸命やって良くなったというのに、プラス思考をして「もう治ったから気功をしなくても大丈夫」と考えてしまったことにある。プラス思考をせずに自分の体調を調べて、比べて、判断していれば、気功が必要であることが分かり、体調を維持するための適切な対応が出来たはずである。

病気を治し、健康を維持していくには、天地人に則った生活を続けることが重要だ。この哲学を理解していないと、この患者のように一時的に良くなっても最終的に病気を再発させてしまうことになりかねない。

続いて、患者本人ではなく家族や周囲の人が正しい哲学を実践した例を紹介する。

6.3 危篤状態を何度も乗り越え、壊死した指が再生された症例

9年前当時88歳の女性、ある時突然肺不全になり、肺の20%しか働いておらず、担当医は危篤状態だと言っていた。

私が病院に駆けつけて気功施術した所、呼吸出来るようになった。初め酸素ポンプから10単位注入されていたのを、気功を始めてから徐々に外していくことが出来た。

その数ヶ月後、今度は心不全になってしまった。再び危篤状態になってしまったが、気功施術したら再び良くなった。

一年半くらいして今度は腎不全になってしまい、何日も排尿出来ず、導尿の管も入れていた。

腎臓の気を入れて経絡を開いた所、尿を出すための管から赤い液体が流れてきた。だんだんと赤からピンクになっていった。気功施術後だんだん排尿した膀胱を触った所、膨らみはなかった。

この患者はアルツハイマー、パーキンソン病も患っており、自身で気功をすることが出来なかったため、家族や付き添い人に気功法を教え、毎日やるよう指示をした。居住地の関係で私が月一回出張時にしか施術出来なかったので、付き添い人による気功が特に重要であった。

「癲癇の発作が起きて呼吸が止まって意識がなくなってしまった」と電話を受けて、私が気功電話施術した後、私の指示した通り付添人に気功を続けてやることで対応した。

周囲の人が正しい哲学を理解し実践したため、幾度もの危機的状態を乗り越えることが出来たのだ。また、この症例は病気を治すためにプラス思考が不要であることを示している。アルツハイマー、パーキンソン病を患っているため、プラス思考など出来ない状態であったためである。プラス思考をして無理矢理良い解釈をしなくても、正しい哲学に従った行動、プラス行動をすれば病気は治るのである。この患者は現在96歳で存命中である。医師に危篤状態を宣告されてから8年生き続けているのである。

また、この患者には、もう一つすばらしい回復が見られた事例があるので紹介する。

この患者の足の指は壊疽になってしまい、足の指のいくつかが欠けていた。足が真っ黒になってしまった時もあったが、気功施術をすると黒くなった部分が落ちて、新しい指が生え始めたのだ。これは気功による情報の刺激、整理、操作をしたことで、再生現象が起きたと考えている。

2015年12月7日撮影

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2016年2月22日撮影

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7. 正しい哲学は人類を発展させる

ここで紹介した症例の他にも閉館性動脈硬化症患者の壊疽になっていた足指の爪を再生させたこともある。階段からの転落事故で視神経が切れて外傷性視神経障害となってしまった少年が三年後に私の気功施術によって彼の視力を全く見えない状態から、キャッシュカード裏の小さな文字が読める程まで回復させたこともある。4歳の右肺動脈欠損症患者が医師から「新たに動脈と右肺をつなぐ手術をするしかない。成長に伴って、何回も手術する必要がある」と言われていたのを手術せずに気功で治したこともある。これらの患者は皆現代医学で治らないと言われた人達である。しかし、人間の体には強い自然治癒力、再生能力が備わっており、それをいかに引き出すかが重要なのだ。

私は以前から、人間の器官・機能は再生可能だと考えていた。1988年に気功の勉強会で「人間の器官もトカゲの尻尾のように再生可能なのではないか?」という話をした所、参加者の医師に否定されたが、現在は再生医療に対して肯定的な見方をする医師が多い。私が彼らよりも早く再生能力の可能性に気がつけたのは正しい哲学を持っていたからだ。

天地人、陰陽五行説、中庸の哲学は生命の根本的な原理に基づくものであり、この哲学を使っていろいろな物事を測ってみると分かることがたくさんある。病気を治すだけでなく、生活、政治、経済、科学等のあらゆる分野に応用出来る。私はこれらの哲学を使って不可能と言われていた体の器官・機能の再生を実現することが出来た。これらの哲学を利用すれば、ますます人類は発展出来るはずだ。

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