ガン、成人病etc. すべての病気を治す噂の気功師 ~大明気功院 メディア掲載記事 『ランティエ』

[ランティエ 10月号 2007.10.1発行]

大明気功院で“気”を識る

横浜にとてつもない気功師がいる。そこには日本全国から末期ガン患者が訪れ、いまだ解明されない「気」の力で治癒を乞う。
ガンに限らず、万病を治す「気」とはいかなるものか。
天才気功師・青島大明のもとを訪ねてみた。

大明気功院 メディア掲載記事『ランティエ』青島大明院長写真

気とは生命エネルギーであり「情報」としての性質も持つ

私が生まれ育った中国には「不通則痛」という言葉があります。日本語に訳せば、「身体の中に通じていない部分があると、痛みとなってあらわれる」といった意味です。では、人間の身体のどこに、何が通じていないと支障が生じるのか。血管を流れる血液でしょうか、それともリンパ管を流れるリンパ液? もちろんそれらが通じなくても病気ですが、多くの病気の原因の元は、身体の縦横に張り巡らされた「経絡」を通る「気」が影響しているのです。

「病とは気が詰まることで起きる現象。経絡の詰まりを改善し、気の通りをよくすれば治る」。これが気功術の基本的な考え方です。この考えに基づき、気功師はまず患者の身体全体の状態を調べた上で、根本的な不調の原因(詰まっている経絡の場所)を探る。この点が、対処療法的に悪い箇所だけを診察する西洋医学との決定的な違いなのです。
では「気」とはいったい何か。一言でいえば、「生命のエネルギー」のことです。生命エネルギーは人間、動物、植物などの生命体はもちろん、家具や装身具などにも存在します。「無生物に気があるなんておかしい」と思われるかも知れませんが、あらゆる物体に確実に気は流れています。要は、生死の概念でなく、エネルギーを発しているかどうか。現に私は物体からも「気」を感じとることができます。

陰と陽、あるいはプラスとマイナス。物体はこの二種類から成り立ちます。物理学の授業で原子の核がプラスでその周囲を巡る電子がマイナスであることを習ったことでしょう。核と電子の間を行き来し、健康や生活に影響を与えるものが気です。
生命エネルギーと聞くと、人間の身体を活性化させるプラスの物ばかりを想像しがちですが、実際には細胞の動きを鈍らせるマイナスのエネルギーもあります。たとえば足を一歩踏み入れるだけでなぜか悪寒が走る場所に行ったことはありませんか。こうした場所には例外なく「悪い気」が漂っています。また反対に、周囲にくらべて気温が高いわけでもないのに、なぜかほんわりとした気持ちを感じさせる場所もあります。こうした場所には「良い気」が漂っているのです。
気功術の基本は①「良い気」を入れる、②「悪い気」を出す、③通じないところを通じさせる、④「悪い気」を作らない、⑤「悪い気」を入れない、⑥「良い気」を作るの6点。
気功は「病気の施術」を目的に行われますが、当然ながら病気にならないに越したことはない。健康を保つには、体内にできるだけ「良い気」を取りいれ、「悪い気」を避ける努力が必要となります。

一般に「人間の死」は心臓や脳が働きを止めた状況と定義付けられています。しかし、実際は「死」=「良い気がゼロになった状態」。つまり死は「良い気」が体内から枯渇したとき、訪れるのです。
生命エネルギーである気は、「情報」としての性質も併せ持つと私は考えています。私たち気功師は、気を通じて「腎臓が弱っている」「脳に腫瘍ができている」といった患部の状態を探り、どのような原因で病気になったかを知ります。気を用いることで、病気をもたらした「情報」を特定し、施術で「情報」を操作するのです。気のパワーを最大限に活用するからこそ気功師は、西洋医学では「手の施しようがない」といわれる数々の病気を治療できるのです。
こうした気功術は一部の中国人だけが扱える特別な能力だと思われがちですが、そうではありません。
どんな人にも「気」を操る能力は備わっています。文明社会の中で、その能力を使う機会がなくなり、退化してしまっただけです。能力を持つ指導者について正しい訓練を積めば、病気予防や健康増進、難病克服もできる可能性が多分にあるのです。

“いざ施術”ルポタージュ

聞こえなかった耳が聞こえ、本人も自覚していなかった病巣が見つかった。

59歳のKさんは20年来の糖尿病患者。4年ほど前から食事療法にとりくんできたが、症状は悪化し、とうとう3カ月前から腎不全となり、人工透析に頼らざるをえなくなった。それとの関係は不明だが、10カ月前には突然の顔面麻痺に襲われ、左耳も聞こえなくなった。左目の瞬きもやや不自然な印象だ。 緊急入院した近くの総合病院で告げられた病名は「ハント症候群」。医師は糖尿病や腎不全との相関関係は認められないというが、Kさんはその見立てに納得いかない思いも抱いていた。今回の訪問では、総合病院でも見放された不自由な左の瞼と耳をどうにかしてほしい、という。

青島先生は開口一番。「あなたの顔面麻痺は腎臓からきています」。Kさんは一瞬驚いたものの、「やはり」と頷く。
ふたりは、観音像の置かれた施術室に移動。線香を焚いてお祓いを済ませると、青島先生は早速治療を開始した。
目の周りや頬をつまみ、腕、ひじ、肩などを強く摩擦し、背後に回りこんで背中をさすりおろしたりさすりあげたり。こうした動作を数分繰り返した後、青島先生は「瞬きをしてみてください」。
両目を閉じていたKさんは恐る恐る目を開け、ゆっくりと瞬きを始める。するとさきほどまでは右目の瞬きのスピードについていけず、開いたままだった左瞼が、やや遅れはするものの右瞼の動きと同調しはじめた。

「動きます!」

驚きと喜びの入り混じった声を上げるKさんをよそに、青島先生は「まだまだね」と呟き、再び顔や肩などを強くすばやくさすり始めた。
そして数分後・・・・・Kさんの左瞼の動きはよりスムーズに。タイムラグなく、開いたり閉じたりするKさんの両瞼を見て、ようやく「これでいい」と満足げに青島先生は笑った。
今度は右手で右耳をしっかりふさぐようKさんに指示した上で、顔をKさんの左耳に近づけ「聞こえますか?」と声をかける。大きな声が施術室に響くが、Kさんは反応しない。怒鳴るような大声で何度も語りかけると、やっと「はい」と応じた。左耳の聞こえはやはり芳しくないようだ。

Kさんの左耳の下から首にかけ、何度も両手をさすりおろした青島先生は、肩のところで何かをぎゅっと掴むような仕草をした。離れた場所で見つめる編集者に鋭い目を向け、「危ないから壁の反対側に逃げて」と告げるや、邪悪なものでも遠くに投げ捨てるかのように、思い切り両手を振り下ろした。
「耳が急にちくちくしてきました」と顔を顰めるKさんの両耳に、青島先生は人差し指をぐりぐりとねじ込み、「スポン!」と勢いよく抜く。これを何度か繰り返した後、再び右耳をふさがせ、「何歳ですか?」と、さほど大きくない声で訊ねる。言葉を聞き取るまでには至らないものの、Kさんは呼びかけにすぐ反応した。
ねじこんだ指が抜かれるたび、左耳を塞いでいた膜が一枚、また一枚と剥がれていったのだろうか。「あ、聞こえました!」と突然Kさんが声を上げた。
大明気功院 メディア掲載記事『ランティエ』青島大明院長施術写真1
「さっきよりだいぶ聞こえます」とうれしそうなKさん。だが「まだ完全には聞こえないね」と呟くと、青島先生は木の球をKさんの頭や首にあて、棒で叩き始めた。この最後の「作戦」が奏功。青島先生が発した通常の会話レベルの大きさの声を、右耳をふさいだまま、Kさんはしっかり聞きとった。施術開始からここまでわずか15分ほど。一年近くKさんを悩ませてきた顔面麻痺と難聴が一時的に解消してしまった。
「今日はこのくらいにしておきましょう」
施術後、Kさんの難聴は完治とはいえないまでも、かなりの程度回復した。あと数回通うことで完治の手がかりがありそう、とKさん本人も通院に意欲満々で帰途についた。

身体に良くないところがあると、それが映像としてはっきり見えるという青島先生。そこで「体調に気になる点はない」と胸を張る30代の女性・Yさんの見立ても、行ってもらうことにした。
Yさんの頭上に手を置き、眼球を覗き込んだ青島先生は「あなた、本当に健康なつもりですか」とキツイ一言。「肺、胃、心臓、肝臓などの臓器は大丈夫。目も悪くないし、便秘もない。でも左側の腎臓近くの経絡がひどく詰まっていますよ」。
「左側の腰が痛くないですか?」との青島先生の言葉にYさんは、実は腰だけでなく、左の股関節も時々痛くなることがある、と答えた。肩や首も決まって左側だけがこるという。
さらに「生理痛が毎月ではなく、二カ月に一度だけありませんか?」と質問されると、Yさんは驚きながらも大きく頷いた。「それも左の経絡の詰まりが原因です。左右にふたつずつある卵巣・卵管のうち、左側のものだけが悪影響を受けて痛みを感じるのです」。
まさに「人間CTスキャン」。外からは見えない、臓器、筋肉、関節の不調を青島先生はたちどころに見抜いてしまったのだった。大明気功院、畏るべし。

大明気功院 メディア掲載記事『ランティエ』青島大明院長施術写真2

青島大明センセイの「指導」と「案内」

いい気を取り入れるために

フカヒレ・ナマコ・干しアワビを食す。温泉やサウナや睡眠時の北枕も◎。

「掌には『労宮』という気が出入りしやすいツボがあります」と青島先生。左右の掌の労宮をこすれ合わせることで、体内の気を高めることができるという。
まず、左右の掌を九回すり合わせて「良い気」を発生させ、気を逃さぬよう手を握る。そのまま肝臓、腎臓、心臓などの部位に当てた後、手を開き、「悪い気」をそぎ落とすように上から下へゆっくり動かそう。
良い気を取り入れるためは食生活においても工夫が必要だ。「人間の臓器や器官は種類の違う複数の『気』を必要としている。海、山、畑、森など異なる環境下で育った食物を食べることは、自然界のあらゆる生命エネルギーを受け取ることと等しいのです」。
また、食品の持つ色の違いは「気」の種類の違いだという。赤・黒・白・黄・緑・茶など、様々な色合いの食品をバランスよく摂取すれば、悪い気に対する抵抗力が高まる。
フカヒレ、ナマコ、干しアワビは特に良い気を帯びた食品であるため、定期的に摂取を。豆、大根、にんにくには、体内の悪い気を排出する作用がある。食事中は身体そのものも『気』の交換を行っています。よい生命力を得るため、食事は、楽しく会話しながら感謝していただくことが重要です」。
温泉には大地の陽の気や良い情報が満ちている。温泉浴で良い気を取り入れることも可能だ。サウナも陽の気を持つため体にいい。家で入浴する際も、ぬるめの湯より、エネルギーの高い熱い湯に浸かるほうが体内の悪い気を排出しやすい。でも逆に陽の病気の人は注意が必要。大切なのは気のバランスをきちんと取ることだ。不特定多数の人が入る温泉や銭湯の湯船には、多くの人の気が溶け出している。悪い気を受けとらずにすむよう、新しい湯が注がれている場所を選んで浸かるようにしよう。
湯から上がった直後は、「気が抜けた状態」で、身体は新たな気を受け入れやすくなっている。悪い気が入る隙を与えないよう、風呂あがりには、良い気を取り入れる気功術を行うよう心がけよう。
寝室の枕の位置にも配慮が必要だ。窓のすきまから吹き込む風は強大な気を秘めている。こうした風には良い気も含まれるが、「身体を休めるべき睡眠中に、強い気を吸収するのは感心しません」と青島先生。寝室の窓はしっかり閉め、厚手のカーテンを床につくくらい長めに下げて気の侵入を防ぐこと。また地球のエネルギーの関係上、北側に頭を向けた方が気の流れはよくなる。

悪い気を取り入れないために

神社仏閣・墓所はなるべく近寄らない。森林や水辺も要注意。

来世と現世の境界であり亡くなった人をまつる仏壇の周辺には「悪い気」がある場合が多い。体の弱い人が頻繁に仏壇に接すると、ご先祖の知恵などの良い情報を得られる一方で、病気の悪い気を受け取るリスクも高まる。
「頼み事をするためにお参りすると、自分の弱い部分を無防備にさらけ出して、悪い気が入りやすくなる。祈るときは何かを願ったりせず、先祖への感謝の気持ちを捧げるか、『儀式としてやっている』という割り切った気持ちで臨むと影響を受けにくいのです」
睡眠中は経絡が開いており、良い悪いに拘わらず気を受け入れやすいため、仏壇を置いた部屋で寝るのも厳禁。仏間を寝室にせざるを得ない時は、仏壇の上から黄色の布をかぶせ、個人の世界とは一線を画そう。
悲惨な事件や事故を報じるテレビや新聞・雑誌などの情報には、悪い気がついている。こうした報道には極力触れないに限る。興味本位で切り抜いたり保存したりすることはもってのほかだ。
あくびは取り入れてしまった悪い気を体内から追い払うための防衛作用。せきやくしゃみも同様だという。たとえエチケットに反することになっても、あくび、せき、くしゃみは我慢しない方がいい。
最も大切なのは、気の悪い場所に近づかないこと。墓地、かつての古戦場や刑場、樹海に代表される自殺の名所などには立ち入らないようにしよう。神社や仏閣も場所によっては悪い気を受けるので、体が弱い人は気をつけるべき、また水の近くは「陰の気」が漂っているため、川や池、そして鬱蒼とした森も悪い気が多いので、体の弱い人は避けた方がよい。
体調が万全でないときは、義理を欠かないように工夫して、通夜や葬儀を欠席することも必要。「葬列などに偶然立ち会ってしまったときは、手を合わせたり手を握って労宮を隠しましょう。金属製のブレスレットや腕時計をふだんから装着しておけば、労宮から悪い気が入るのをある程度防げます」。
掌を通じて悪い気が移ることを避けるため、病人と深く握手するのは避けるべき。病人を見舞ったり、看病したりする際も、悪い気が出ている足元には近づかないように注意しよう。大切なのは、自分が強くなれば悪い気は受けにくいということだ。

成人病とガン

高血圧や糖尿病も気功と食事指導で根絶。末期ガンも肝腎機能の向上で回復。

癌や脳梗塞などの成人病を、気功で治療することは十分可能だ。「あらゆる臓器に転移し、腎・肝機能、造血機能が働かないという、西洋医学の医者がさじをなげて末期がん患者がいました。家族から『回復は無理でも、せめて痛みを取り除いて欲しい』と頼まれ、施術をおこなったところ、腎・肝・造血の各機能が向上し、自力でトイレに行けるまでに回復したのです」と青島先生。
また脳卒中の後遺症で視野狭窄かが起こっていた患者に対して、数回の施術を行ったところ、脳梗塞の範囲が狭まり、狭窄が著しく改善したという。
心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患を引き起こす主要因が、高血圧や糖尿病。これらも気功による治療・予防を行える。
「高血圧は経絡の通りをよくすることで、かなり改善できます。医者と相談しつつ投薬量を減らし、最終的には薬なしの生活に戻れた患者も少なくありません」。糖尿病患者には気功だけでなく、食事指導もあわせて行なう。それにより血糖値が下がったケースもあるという。
だが、たとえ施術により気の流れがよくなっても、悪い気が侵入する機会は日常生活にあふれている。気功によって健康を増進したい、病を克服したいと願うなら、自分自身で気をコントロールする術を体得する訓練も不可欠。「気功の効用を心から信じ、悪い気を受けないためのアドバイスを真摯に受け入れる姿勢がない方は、一時的にはよくなっても、再発するケースが多いのです」と青島先生は釘を刺す。
健康を手に入れたいのなら、治してもらおうという受動的な態度ではなく、青島先生と二人三脚で治すという気持ちがなにより重要だ。

大明気功院で施術

治療までの流れとこれまでの実績、諸費用。

まずは電話の上、申込書を取り寄せ、護持会費2万円を振り込む。振込証明書と申込書を郵便で送った後、施術日の予約をする。
「混雑のため初心までかなり待つケースもあるのでご了承下さい」とのこと。もっと気功で健康になりたい、気功を勉強したいという気持ちがあるなら、気功院で定期的に行われる気功講習会や練功指導などを受講するのも一考だろう。
大明気功院が対象とするのは主に西洋医学では根治が困難とされる病気や、経絡の詰まりによって引き起こされた疾患。末期がん、痛風、リウマチをはじめ、膠原病、自律神経失調症、更年期障害、高血圧症、突発性難聴、顔面神経麻痺、不眠症、脳梗塞、メニエール氏病、ハント症候群による難聴や半身麻痺なども治る可能性が高い。
横浜本部での施術費は、早期回復の見込みがある一般の病気は1回(約30分)あたり1万円。腫瘍、脳障害、全身麻痺、国指定の難病疾患は2万円。関西出張所の施術費は一般の病気が1万2000円、難病で2万4000円となっている。
症状が重く、患者本人が来院できない場合や緊急を要する場合に限り、電話による遠隔施術(初診を除く)も実施している。施術費は1回15~30分で2万円。また「良い気を注入した水」「良い気を注いだ青島氏の名刺」から、患者自身が必要に応じて気を取り出す方法もある。